打揚FAQ
「花火を打ち揚げると言っても、右も左も分からないし・・・」 おもちゃ花火はしたことがあっても、
打揚花火を依頼したことがある人は、ほとんどいないと思います。
そんな、分からない事だらけの打揚花火の疑問について答えます。
Q1. 花火を打揚げるにはどうすれば良いですか?
Q2. どのような打揚場所が必要ですか?
Q3. 花火を打揚げるどれくらい前に申し込む必要がありますか?
Q4. どれくらいの予算から打揚げられますか?
Q5. どのような打揚げ依頼がありますか?
Q6. 許認可手続き先とはどこですか?
Q7. 雨でも打揚げ可能ですか?
Q8. どのような場合に打揚げは出来ませんか?
Q1. 花火を打ち揚げるにはどうすれば良いですか?
A.以下の手順で行います。- まず、打ち揚げたい花火の大きさ別に保安距離を確定する必要があります。
保安距離について詳細は、保安距離表を参照してください。 - 打揚げる場所の所有者、又は管理者の承諾(所定文書押印)が必要です。(主催者手配事項)
- 予算に応じて花火の大きさと数量を決定します。
- 打揚場所及び打揚内容が確定しましたら当社にて許認可手続きを行います。
- 許認可が全て下りた後、打揚花火が実施できます。
Q2. どのような打揚場所が必要ですか?
A.以下のような場所が挙げられます。- 人、建物、文化財、道路から安全な距離(以下「保安距離」)が確保できる場所です。
- 例えば野球場、陸上競技場、ビーチ突堤、防波堤、畑、農道、空き地等です。
- 交通規制する道路上は打ち揚げ可能です。
- 住居以外で人のいない建物は承諾を得て1/2の距離にできます。 例:校舎、事務所など
- 国、県、市町村指定の不耐火文化財への保安距離は2倍となります。
- 打揚場所が平地で車両が乗り入れできる場所
- 地盤が安定した場所で降雨時に水が貯まらない場所
- 打揚場所及びその周辺に草木及び燃え易いものが堆積していないこと。
- 打揚場所上空に電線や高圧線及び樹木などの障害物がないこと。
- 空港の近くでないこと。 (場所によっては打揚可能ですので、ご相談下さい)
Q3. 花火を打揚げるどれくらい前に申し込む必要がありますか?
A.打揚げる花火の規格と数量によって、変わってきます。- 規定数量未満であれば、無許可消費数量範囲内となり2週間以上前迄に申し込みが必要です。
(但し、消費場所の承諾が必要) - 規定数量以上になると各官公署への許認可手続きが必要になります。 (→許認可手続き先)
35日前までに申し込みが必要になります。 (但し、消費場所の承諾が必要)
Q4. どれくらいの予算から打揚げられますか?
A.無許可消費と許認可の要る大規模なケースがあり一概には提示出来ません。諸経費及び価格を参考までに下記に記します。詳しくは問い合わせ下さい。
許認可費用 ¥7,900 (沖縄県証紙)
従事者費用 ¥15,000/1名 (2名~) (打揚規模により増員)
諸 費 用 ¥5,000 ~ (交通、通信、他)
花 火 玉 ¥2,000 ~ ¥5,500/1発 (4号玉迄)
例1) 3号玉10発の場合 ¥72,900(税別)
例2) 4号玉10発の場合 ¥84,900(税別)
警戒要員が必要な場合は別途 (依頼者の関係者にて警備する場合は不要)
無許可消費(火取法施規第四十九条)
Q5. どのような打揚げ依頼がありますか?
A.以下のような依頼があります。- 行 政
各種イベント、市町村まつり、マラソン大会、テープカット等 - 企 業
企業販促イベント、コンサート、番組撮影、宴会花火、社員旅行、修学旅行、各種団体イベント等 - 一 般
ビーチパーティ、自治会まつり、学園祭、披露宴花火、各種青年団イベント等
Q6. 許認可手続き先とはどこですか?
A.以下のような許認可手続き先があります。(無許可消費数量は一部省略されます)- 都道府県庁及び公安委員会へ実施日の30日前までに申請書を提出
- 所轄消防本部、那覇空港事務所へ申請書又は通報所を提出
- 必要に応じて海上保安庁や米軍へ申請書又は通報所を提出
- 必要に応じて消費場所周辺関係者へ通知又は事前告知が必要 (主催者手配)
Q7. 雨でも打揚げ可能ですか?
A.多少の雨でも仕込み作業が完了している場合は、防水処理を施しますので打揚げは可能です。(大粒で横殴りの雨や冠水した場合を除く)
Q8. どのような場合に打揚げは出来ませんか?
A.以下のケースが挙げられます。- 当初の計画通り保安距離が保たれない場合
- 風速10m以上の風が吹いている場合 (周囲の状況により打揚可)
- 風速10m以下でも観客方向が風下の場合 (主催者と協議)
- 暴風警報及び火災警報が発令された場合 (所轄消防や気象台発表)
- 気象条件や立地条件により被害が発生する可能性がある場合
(雷、霧、土砂災害、地震、高波など) - 打揚場所が冠水した場合
- 上空を通過する航空機が接近した場合 (一時中断又は見合わせ)